キャストと鍛造の違い
- Haru
- 3 日前
- 読了時間: 3分
おそらくコレをご覧になっている皆様は既にご存知だとは思いますが, 私個人の感想や解説を書いていこうと思います
先日, rotiform3型が入荷したのでそちらと併せてご紹介いたします
GRZ : キャスト(鋳造)
BPU, RPS : フローフォーム
まずはキャスト
「鋳造(ちゅうぞう)」と呼ばれるものです
[ 作り方 ]
1.材料となる金属を型に流し込む
2.冷やして固める
3.型を外して完成
[ メリット ]
・複雑な形でも比較的容易に加工ができる
・鍛造に比べて安価なものが多い(例外もあります)
[ デメリット ]
・鍛造に比べると強度がやや低い
→そのため強度確保が必要になるので重い
🌟こちらはGRZが当てはまります




次にフローフォームモノブロック
こちらは「鍛造(たんぞう)」の一種です
まずは各用語説明から✏️
フローフォーム : 鋳造ホイールのリム部分のみ鍛造で作られていること
鋳造で成型したホイールのリム部分に圧力をかけて伸ばし, 鍛造に近い強度と軽さを実現
モノブロック : リムとディスクが完全一体成型された構造のこと いわゆる”1ピース”と呼ばれるもの
決め打ちサイズなので自由度は少ない
という感じです💁♀️
なので鋳造と鍛造の良いとこどりですね
完全鍛造より低コストなのでコスパの良いホイール
🌟こちらはBPU / RPSが当てはまります




では「鍛造(たんぞう)」の説明を
[ 作り方 ]
1.熱した金属を金型にセット
2.圧力をかけて成型
鋳造はプレスや叩いて成型する流れです
[ メリット ]
・成型時に圧力をかけたり叩いたりするので強度が高い
・金属を流し込む鋳造に比べて気泡などが発生しにくい(クオリティが高い)
・圧縮しているため, 軽量かつ高強度
[ デメリット ]
・複雑な形状は作りにくい
・圧に耐えられる金属が原料のためコストが高い(1本10数万円~)
🌟こちらはi.forceやTITAN7(決めうちサイズ)が当てはまります
実際にTITAN7やrotiformのフローフォームモノブロックとキャストを持ち比べるとその差は歴然
少し大袈裟に書くと, 前者は片手で持てるレベル
後者は両手で持つのがやっと
どちらが良い/悪いとかでは全くないのですが, コストや重量など何に重きを置くかでかなり変わってきますね
モータースポーツなどをされる方や車両の軽量化など, よりスポーティーにカスタムしたい方は鍛造
街乗りメインでコスパよくドレスアップしたい方はキャスト
といった感じですかね💭
昨今は為替諸々の影響で値上がりラッシュや海外の影響を受けまくっているので, 気になるホイールや部品がある方は想像の2~3倍は早めにご相談いただくぐらいが吉でございます◎

























コメント